アンデスが生んだ万能薬「カニワ」、その栄養価と健康をレポート
あなたはスーパーフードをご存知ですか?
非常に高い栄養価が少量で取れてしまう食品を、世界的にスーパフードと呼んでいます。
今や著名人やセレブの多くが健康志向。
アカデミー賞授賞式ではヴィーガン料理が提供されたことも、記憶に新しいですね。
そんな意識の高まりを受ける中、あるスーパーフードが話題となっています。
それが「カニワ」。
極小の種であるカニワには多くの栄養素が含まれ、食事に取り入れるだけで健康になれる「万能薬」といわれています。
しかも手軽に調理でき、食べやすく、美味しいと絶賛の声が。
そんな大人気の「カニワ」を、今回はご紹介します。
カニワって一体なに?
話題のスーパーフード「カニワ」。
その原産は、ペルーやボリビアといった南アメリカの国々。
アンデス山脈の激しい寒暖差や気候変動に耐え抜き、その過酷な環境をものともしないタフな穀物です。
古くはインカ帝国・アステカ文明を支えた貴重な食べ物であったカニワは、現代に至るまで現地の人々の健康や食生活を支えており、穀物や穀草などが不作の場合はカニワを食するといいます。
また家畜の飼料としても栄養価の高いカニワは効果を発揮しており、現地の産業をも支える重要な穀物といえるでしょう。
100gあたりの栄養素はタンパク質が約19mg、炭水化物が約64mg、脂質が8mg、食物繊維が約6mgと非常に栄養価が高いのが特徴です。
特にタンパク質は、同じ量の白米と比べて2倍も含有しています。
まさにスーパーフードですね。
味は苦味やえぐみが少なくクセもないので、食べやすいのが特徴。
種のままであれば1年ほど、粉末状でも3ヶ月ほど保管できますから、経済的でもありますね。
さて、カニワに興味が湧いてきましたか?
次はどのように調理するのか見ていきましょう!
カニワを食事に取り入れたいときは?
穀物であるカニワは種子状の食べ物。
そのままでは食べられないのですが、一体どのように調理すればよいのでしょうか。
原産地である南アメリカの人々は、カニワの粉末を飲み物にしたり、パンに混ぜて発酵させたり、お菓子づくりに使ったりと、実に多様な調理法を用いています。
加熱調理が必要であることに注意すれば、カニワはとても管理しやすい穀物なのです。
最もポピュラーな食べ方は、「軽く炒めたあと煮込んで食べる」というもの。
また、炒める前には一晩中水に浸しておきましょう。
炒めたあとは種がプニプニした状態になるまで煮込んでしまえば、もうカニワを食べることができます。
カニワの外皮はとても柔らかいので、剥いたり事前に処理したりする必要はありません。
その特徴的な弾力のある食感とまるでナッツ類のような風味で、料理だけでなくデザートに和えても美味しいと評判です。
またトッピングとしても非常に効果的ですが、白米などと一緒に炊くのもおすすめの調理法です。
カニワを粉末状にすればパンや麺類に加工することができるほか、お菓子作りの材料としても活躍します。
どんなものにも合わせやすく、食感や風味をプラスできるのが特徴ですから、あなただけのカニワレシピを作ってみてはいかがでしょうか?
カニワはどこで手に入るの?
店頭販売はほとんどなく、ネット通販で手に入れるのが一般的です。
一時期は低コスト栽培が可能な穀物に取って代わられてしまい、産出量が激減してしまいました。
しかし近年のスーパーフードへの熱の高まりを受けて生産量が増大しています。
著名人やセレブの間で話題ですが、極めて高価な商品であるかといえばそうでもなく、
300g〜400gで1000円以下の商品が多く見られます。
また「キヌア」「アマランサス」という近い品種のスーパーフードを食べたことのある方、好きで食べているという方には、カニワとのスーパーフードミックスもおすすめ。
こちらも同価格帯で、高価な栄養を様々な穀物から得ることができます。
カニワ単体で食べるよりも食感や味が複雑に絡み合い、料理をより一層楽しむことができるでしょう。
基本的には保管に適した品種ですが、種ならしっかりと密閉した上で冷暗所へ、粉末ならば冷蔵庫への保管がベスト。
簡単に入手でき、調理も管理も容易いカニワで、より健康的な食生活を楽しみましょう。
話題のスーパーフード「カニワ」をまとめます
カニワに含まれる豊富なタンパク質・脂質・炭水化物で、あなたの食生活は一変します。
いつもの料理に一手間加えるだけで、栄養価は段違い。
いつものメニューに入れてみたり、食後のデザートに振りかけてみたり、小腹がすいたときの間食にも最適です。
食事に取り入れるだけで有効成分を摂取できてしまうスーパーフード。
その中でもカニワは別格な存在感で、あなたの健康をサポートします。
毎日の食事に、カニワでもっと栄養を。
あなたもぜひ、話題のスーパーフードを試してみませんか?