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白キヌアがあなたの体を変える!その特徴とは?

最近、なにかと話題の「キヌア」。スーパーフードのひとつとされており、今注目を集めています。テレビや雑誌でも一度は目にしたことがある、という人も多いはず。
キヌアは、アワやキビに似た雑穀である一方で、ほうれん草と同じアカザ科。
意外にも、人類とキヌアの歴史は長く紀元前3000年にまで遡ります。その当時からすでに栽培が進められており、「穀物の母」とも呼ばれ重要な食料として扱われてきました。

キヌアは「少量でも十分な栄養価がとれる」という有用性と使いやすさから、美を職とするモデルを中心に広がり始め、家庭でも利用されるようになりました。

そもそもスーパーフードってどんなもの?


スーパーフードの定義は
・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
・一般的な食品とアプリ面との中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
(出典:一般社団法人 日本スーパーフード協会)

1980年代にアメリカやカナダで食事療法を専門にする医師や研究者たちの中でスーパーフードという言葉は生まれました。当時からはっきりとした定義はありませんでしたが、時代とともに少しずつ変化を重ね、現在の定義になりました。
また、スーパーフードは単に「栄養価が高い」ものだけではなく、食歴が長いことも重要視されています。食歴の長さはそれだけ人の健康を支える働きをしてきた、というスーパーフードの力の裏付けになるからです。

白キヌアが注目のワケ


私たちが「キヌア」を知るようになったきっかけはNASAにあります。
キヌアは宇宙という厳しい環境下で活動する人々の健康を支える働きを期待され、宇宙食として使用されていました。その後国連が「国際キヌア年」を制定したことをきっかけに広く知られるようになりました。まさに世界が認める「国際スーパーフード」と呼ばれています。

キヌアの栄養価は、私たちが普段食べている精白米と比較すると一目瞭然。

食品 糖質 たんぱく質 脂質 食物繊維総量 ミネラル
g g g g g
キヌア 62.8 13.4 3.2 6.2 2.2
白米 77.1 6.1 0.9 0.5 0.4
小麦薄力粉 73.3 8.3 1.5 2.5 0.4

(出典:キヌアのおいしい食べ方

タンパク質は2倍、脂質は4倍、食物繊維は5倍と炭水化物をのぞいた栄養素が精白米を上回っています。また、ミネラル、ビタミンも同様。成分表を細かく見ていくと、ミネラルの一つであるカルシウムは9倍、鉄も5倍、また、ビタミンはビタミンB1は5倍、B2は10倍となっています。

同じ穀類である小麦粉と比較してみても栄養価の高さがわかります。他を圧倒する栄養価の高さが世界の注目を集める理由です。

どんな健康効果があるの?

①血糖値の上昇を抑えて生活習慣病のリスクを緩和

キヌアはGI値という血糖値のあがりやすさを示した値が低い食品。白米と比べてもGI値は大幅に下回っています。その為、食後にあがりやすい血糖値の上昇を抑え、緩やかにしてくれます。急激な血糖値の上昇は脂肪を体に貯めやすくしてしまったり、血管にも負担をかけてしまうので、肥満や糖尿病とった生活習慣病のリスクが高くなってしまいます。

②活性酸素を撃退する強力な抗酸化力

私たちの体は、ストレスや紫外線など外的からの刺激により活性酸素を生み出し続けています。活性酸素は「体のサビ」の原因。細胞が錆びてしまえば、肌のシミやしわ、体が疲れやすくなったり、筋力が衰えてしまったり、たくさんの弊害をもたらします。

キヌアにはそんな活性酸素を撃退(抗酸化)する作用をもった成分が含まれています。強力な抗酸化作用をもつため、毎食摂取することで活性酸素を撃退し、老化抑制につながります。

③生理不順など女性特有のお悩み改善

キヌアには女性にとって嬉しい成分が多く含まれています。その中でも注目したいのが、「フィトエストロゲン」これは女性ホルモンである「エストロゲン」によく似たはたらきをするホルモンで、植物性エストロゲンとも呼ばれています。

エストロゲンは女性らしい体のラインや肌、髪のツヤを作ったり、自律神経を安定させ生理痛を軽減する効果もあります。しかしながら、エストロゲンは年齢を経るとともに分泌量が低下してしまいます。低下した結果、更年期障害や骨粗しょう症といった病気になりやすくなってしまうので、キヌアを食べることで体の外からエストロゲンを摂取できるので健康な体を維持することができます。

味と食べ方について


キヌアの味はクセもなく淡泊なので、ご飯と混ぜて炊いたり、他の料理に混ぜて使用するのが一般的とされています。
白米と混ぜて炊く場合キヌアと白米は1:3で炊くと、もちっとした食感を楽しめます。
茹でる場合は、キヌアと水は1:2にプラス塩をひとつまみ加えます。ゆであがったキヌアは透明感があるのが特徴です。

ほかにも・・

  1. ・サラダなら上からトッピングして栄養価UP
  2. ・スープならスープに混ぜて、プチプチとした食感プラスして
  3. ・フライの衣やハンバーグのタネに混ぜて食感のアクセントに

まとめ


「穀物の母」と呼ばれ、長く人類と共に歩んできたスーパーフード「キヌア」
キヌアには、白米を上回る栄養価が豊富にあり血糖値上昇抑制や抗酸化作用、女性のホルモンバランスを整える作用もあります。
キヌアは私たちの身体をいつまでも健康に若く、そして美しく保つことができる作用がたくさんつまっています。普段の生活にキヌアを取り入れて健康を維持するための第一歩を踏み出してみませんか。